Our Setlist

これまでライブで演奏した曲について
ギターのYamadaがつぶやきます。
   

coming soon

coming soon

67.Where Peaceful Waters Flow
Gladys Knight & The Pips

やっぱり70年代、ブッダ時代が全盛期ですね。本国アメリカではやはりアレサ・フランクリンやダイアナ・ロスと同等の知名度と人気を誇っているようですが、日本ではあまり人気ないのかなあ・・・。

黒人聴衆の前で歌う「夜汽車よジョージアへ」はゴスペル様式の鳥肌物らしいです。
ああ、観てみたい。

66.I worship you baby
The Glories

忘れられないレコードがあります。Memphis sounds original collectionVol’1。1曲目、Quiet Eleganceという女性VoグループのYou’ve got my mind messed up。無駄な音が一切ない完璧な演奏に乗ってエモーショナルに歌い上げられるバラードの素晴らしさ。この歌声のとりこになり、10代の終わり頃、擦り切れるほど聴いていました。

話は変わって、1979年、サザン・ソウルの大物O・Vライトが奇跡の来日。「O・Vはもう全盛期じゃないし、病気のこともあるし、あまり期待できないかな」と、観に行きませんでした。その後、当時仲の良かった音楽仲間の実家(中部地方の某市)の近所のソウル音楽喫茶に連れて行ってもらったところ、店のマスターが「OVを観に行ったので録音を聴かせてあげる」と京都磔磔での音源を聴かせてくれたのですが、前座の女性シンガーの歌声で超ビックリ!何と、あのYou’ve got my mind messed upのあの歌声ではありませんか!「マ、マスター、これはっ?!!?」「フランキー・ギアリングだよ。クワイエット・エレガンスの。OVの前座で来たんだよ」「ゲゲーッ!!何で行かなかったのか…俺はホンマにアホや…」。

私の好きなレディソウルシンガーのベスト5に入るフランキー・ギアリングがQuiet Eleganceを結成する前に活動していたTHE GLORIESの1968年のシングルです。

65.Our day will come
Fontella Bass

シカゴ、チェスレーベルのFontella Bassの1964年のヒット。オリジナルは1962 年、ルビー&ザ・ロマンティックスの全米1位の大ヒット。

色んなミュージシャンにカバーされていて、最近ではエイミー・ワインハウスのヒットが記憶に新しいところです。

このフォンテラ・バス ヴァージョンはホーンアレンジが面白くて、これまでには無かったタイプの曲でKG’sとしては新しい取り組みでした。

64.Come on and see me
Tammi Terrell

ひょっとしたらこの人がモータウンでは一番好きかも。容姿も声も可愛らしいのですが、パンチが効いて外連味のない歌い方がとても魅力的です。

マービン・ゲイとのデュエット「Ain’t No Mountain High Enough」が有名で、そのマービン・ゲイと一緒に行ったライブ中に意識を失い、そのままマービン・ゲイの腕にもたれ掛り病院へ搬送、脳腫瘍と診断されました。1970年に24歳の若さで亡くなりました。

63.Harlem Shuffle
Bob & Earl

映画BABY DRIVERでも効果的に使われていました。黒人デュオ、ボブ&アールの1963年のヒットです。

ロック系のミュージシャンが良くカバーしていて(特にストーンズが有名)、Soul Best10枚組に入るかどうか微妙なところですが、カバーが有名でオリジナルは意外に聴かれていない、というところでお許しください。

62.Function at the Junction
Shorty Long

MOTOWNの早逝の歌手兼作詞作曲者。所謂シンガーソングライター兼プロデューサー、ショーティ・ロングの1966年のヒット曲です。

1969年没、享年29歳。モータウン所属ですが南部出身らしくゆったりとグルーブするちょっとルーズな歌い方が何とも味があって好きですねえ。

61.Crusin'
Smokey Robinson

実は、恥ずかしながらこの曲との出会いは、2000年ころに観た「デュエット」という映画で、ヒューイ・ルイスとグイネス・パルトロウとのデュエットでした。

父親役のヒューイ・ルイスがカラオケ大会荒らしをしながら娘(グイネス・パルトロウ)との関係を修復していく?確かそんなストーリーだったような…。大した映画ではないのですが音楽が良かったので一応記憶に残っています。

60.Just look what you've done
Brenda Holloway

MOTOWN所属、カリフォルニア州出身で60年代にメアリー・ウエルズの後釜として活躍したシンガーです。メアリー・ウエルズよりパンチが効いていて私はこちらの方が好みです。

ちなみに1969年にブラッド・スウェット&ティアーズがヒットさせた「You've Made Me So Very Happy」のオリジナルはこの人です。

59.So soon
Aretha Franklin

世の中の評価に反し、私的にはあまり好きなシンガーではないのですが、1968年、Van McCoyプロデュースのこの曲は好きです。

KG’sとしては初めてアレサの曲を手掛け始めた直後に残念ながら亡くなってしまい、図らずも追悼演奏になりました。

享年76歳、So soon。合掌。

58.Full time woman
Irma Thomas

ニューオーリンズのソウル・クイーン、アーマ・トーマスの1971、72年、幻のアトランティック録音の中からの1曲。

歌唱もバックの演奏も素晴らしい!の一言。ジャッキー・デシャノンがメンフィスのアメリカン・スタジオ録音のアルバムでも取り上げていて、こちらも素晴らしいので皆様是非ご一聴を。

57.Think it over (before you break heart)
Brenda Holloway

Brenda Hollowayの選曲2曲目。スモーキー、ダイアナ・ロス、スティービー、マービン・ゲイ等々のトップグループより、このブレンダ・ハロウエイやキム・ウエストンなどの所謂第2グループのシンガーの方が少し泥臭くて私は好きですねん。

56.Lady, lady, lady
Barbara Acklin

シカゴ、Brunswickレーベルの元受付兼秘書、その後歌姫。

The Chi-Litesのユージン・レコードの恋人。声は可愛らしいのに意外にファンキーな曲に合うんですよ。KG’sがレパートリーにしている「Be by my side」もその一つです。

55.Grits & Gravy
Fame Gang

coming soon

54.Tears of a clown
Smokey Robinson

これは超有名曲。スモーキー・ロビンソン、スティーヴィー・ワンダー、ハンク・コズビーの共作で1967年発表。発表時は全く気付かれることもなく、3年後の1970にイギリスでシングルリリースして大ヒット。その後続けて全米でもナンバーワン。

Soul Bet CD10枚組宣言前の選曲で、少しは有名な曲もやらなくては、との思いから選曲し、演奏面での難易度が高い中、KG’sのメンバー(特にホーン隊)には大変頑張ってもらいましたが、まだ一回しか演奏していません。

また何かの機会に…

53.S・T・O・P
The Lorelei

The Loreleiという女性ヴォーカルグループの1972年のヒット?曲です、という以外は私も何も知りません。Northern Soulばかり集めたイギリス編集のコンピアルバムの中で知った曲です。ma-koちゃんも歌詞を見付けるのに苦労したのではないでしょうかねえ。(ma-ko:はい、苦労しました。トロンボーンまちゃみんのお知り合いに、ネイティブイングリッシュで聞き取って頂きました。美味しいスウィーツで手をうちました。)

脳天気でダンサブルに、TheKG’sの誇るエンペラーズの熱唱でお届けしました。

52.You hit me (right where it hurt me)
Alice Clark

知る人ぞ知るノーザンソウルシンガーAlice Clark、唯一の隠れ名盤からの悩殺レアグルーヴ・ナンバー。

このアルバムは1972年のリリースですが、録音は60年代終わりから70年代初めにかけての様です。You hit meはMotownのKim Westonも歌っていますが、年代を考えるとAlice Clarkの方が少し後なのかと思います。そして、このアルバムについていつも話題になるのがバックのミュージシャンが誰なのかということなのです。特にリズムセクション。ドラムはバーナード・パーディで衆目の一致するところですが、ベーシストについては、「チャック・レイニーや」「いやいやジェリー・ジェモットでは?」或いは「ゴードン・エドワーズ違う?」等々、諸説ありました。そして、つい先日、バーナード・パーディのインタビューで全てが明らかになったのです。バーナード・パーディ曰く「ドラムは俺だよ。で、ベースはボブ・ブシュネル。彼のことは皆知らないだろ?」。
ハイ、知りませんでした。

51.MISTY BLUE
DOROTHY MOORE

ラスト・ソウル・カンパニー「マラコ レーベル」、1976年の大ヒット。70年代サザンソウルを代表する名曲で、経営状態の厳しかったマラコを救った奇跡の曲。1960年代に白人のソングライターが書いた曲で、沢山のアーティストがカバーしています。でもDOROTHY MOOREのこのヴァージョンが一番!

Misty=かすみのかかった、目がかすんだ
Blue=気のふさぎ、憂鬱
 「涙でかすんだ悲しみの青色に…」

50.I GUESS I'LL ALWAYS LOVE YOU
THE ISLEY BROTHERS

MOTOWN。THE ISLEY BROTHERSの1966年のナンバーです。

ダイアナ・ロス&シュープリームスもカバーしてまして、そちらを参考にカバーしてみました。

49.Sweeter as the days go by
Major Lance

60年代のシカゴのオーケー・レーベルのトップスター、モンキー・タイムの大ヒットで有名なメイジャー・ランスが69年にBrunswickレーベルで発表した一曲。

元々他のシンガーがレコーディングしていたのを聴いて気に入って自分もレコーディングしたらしいです。

48.I’VE GOT TO USE MY IMAGINATION
GLADYS KNIGHT & THE PIPS

The KG’sではグラディス・ナイト&ザ・ピップスのヴァージョンをカバーしました。

あの有名なIt’s not the spotlightの作者で白人セッションキーボーディストのBARRY GOLDBERGの作で、1975年の自身名義のソロアルバムにも収録されています。元々、BARRY GOLDBERGがグラディス・ナイトに提供した曲で、ソロアルバムに収録されているのはセルフカバーということのようです。MISTY BLUEもそうですが、ソウルミュージックには意外と白人のソングライターの曲が多いですねえ。

 邦題は「つきせぬ想い」。

47.Monkey Time
Laura Nyro ver. 

シカゴノーザンソウルの旗手、Major Lanceの1964年の大ヒット曲。作曲は高校時代の友人のCurtis Mayfield。このころはダック、バード、モンキー等のダンスが流行ったらしく、このMonkey Timeはモンキー物のベストチューンらしいです。

Okeh(オーケー)というレーベルからのリリースですが、このOkehレーベルにはThe ArtisticsのThis heart of mineを始めノーザンソウルの名曲が山ほどあります。コンピCDが何種類か出ていると思いますのでご興味のある方は是非一度聴いてみてください。

46.I GET THE SWEETEST FEELING
ERMA FLANKLIN

大御所Jackie Wilsonの1968年のヒット曲です。

The KG’sではアレサ・フランクリンの妹のアーマ・フランクリンのヴァージョンでお届けしました。とは言うものの、多分バックは同じですね。VAN McCOYのプロデュースです。

ヴァン・マッコイと言えばディスコの帝王のようなイメージですが、60年代から70年代前半にかけてはプロデューサーとしてメッチャ良い仕事されてますよねえ。STUFFもVAN McCOYのプロデュースですし、そのSTUFFがバックを務めたMELBA MOOREやDAVID RUFFINの70年代のアルバムも素晴らしい! 

1979年、心臓発作により急逝。享年39歳。若すぎる…

45.YOU CAN DO IT
KIM WESTON

MOTOWN所属の女性シンガーKIM WESTONの1965年のナンバーです。

キム・ウエストンの代表曲と言えば、The Doobie Brothersのカバーが有名なTake me in your armsやHelpless、Marvin GayeとのデュエットでヒットしたIt takes twoなどですが、You can do itはそれらに負けず劣らない名曲だと思います。MOTOWNの女性シンガーと言えば、ダイアナ・ロスやマーサ・リーブスなどが有名ですが、このKIM WESTONやBRENDA HOLLOWAYなど、所謂2軍にも素晴らしいシンガーが沢山いますねえ。

44.ONE WAY OUT
MARTHA & THE VANDELLAS

これもMOTOWN、こちらは所謂一軍、MARTHA & THE VANDELLASのナンバーです。でも曲の知名度では2軍です。確か何かのヒット曲のB面です。1967年発表のソウルストンパー。

H=D=H(ホーランド=ドジャー=ホーランド)がMARTHA & THE VANDELLASと関わった最後の作品らしいです。

43.Dancin’in the street
Martha and the Vandellas

MOTOWNを代表するアーティストの1組、Martha and the Vandellasの代表曲で1964年、全米第2位の大ヒット曲です。

このMartha and the Vandellasの曲は多くの白人ロック系のアーティストがカバーしています。曲がロックっぽくてカッコ良いんですよね。

マーサ・リーブスは元々はモータウンには事務員として入社したそうです。Brunswickのバーバラ・アクリンと同じような感じですね。ポップスターになるためには先ず事務系社員を目指すのが近道ということですな。

42.Lucky in love
Fontella Bass

シカゴ、Chessレーベルのレディソウル、Fontella Bassの1967年発表の軽快なダンス ナンバーです。シンプルな曲ですがそれ故テンション上げ上げになりますね~。

フォンテラ・バス=レスキュー・ミーが一般的なイメージだと思いますが他にも沢山の名唱名曲があります。

 個人的には1972年発表のアルバム「Free」が好きです。

41.Windy city
Carl Davis & The Windy City Orchestra

1976年発表のRareものです。シカゴの名プロデューサー、Carl Davisがリリースを手掛けた爽快かつ開放的なフィリーソウル風のインストナンバー。

Windy Cityとはシカゴのことです。名前の由来はミシガン湖から吹き付ける強い季節風、と私もずっと思っていましたが実は違うんですね~。ご興味の有る方は是非Wikipediaで調べてみて下さい。

40.Somebody please
Barbara Lynn

素晴らしいバラードです。私がこの曲と出会ったのは、10年程前に購入したバーバラ・リンのアメリカ編集のI.T.Pというレーベルから出ていた「You'll lose a good thing」というベスト版です。

You'll lose a good thingのライブ録音が収録されているインチキ臭いCDなのですが、そのCDの一曲目がこのSomebody Pleaseで、イントロのホーンでもうノックアウトでした。

原曲は恥ずかしながら余り良く知らないのですが、50年代か60年代のThe VanguardsというDoo Wopっぽいグループのヒット曲のようです。

39.Give it away
Young-Holt Unlimited

シカゴを代表するスウィート・ソウル・ヴォーカル・グループ The Chi-Litesの 69年リリースのデビューアルバムに収録されていたタイトル・トラックです。

同じBrunswickレーベルのYoung-Holt Unlimitedの69年発表のアルバム「Just a melody」 収録のインストヴァージョンでお届けしました。いずれVo入りヴァージョンでもお届けしたいものです。

それにしてもThe Chi-LitesのEugene Recordは天才ですね。代表曲の一つのHave you seen herなんかは当時はあのイマジン並みのヒットだったみたいです。 コアなソウルファンの中には、余りにもメジャー過ぎるという理由で敬遠される方も居られるようですけど、そんなこと関係無いですやん。良いものは良い!

38.Bluer than blue
Ruby Willson ver.

白人カントリーシンガー、Michael Johnsonの1978年のヒット曲をRuby Willson ヴァージョンでお届けしました!

過去に、グレートなサザンソウルシンガーFrankee Gearing(Quiet Elegance時代のYou've got my mind messed upの名唱で大ファンでした。)のヴァージョンでお届けしたこともあります。

37.Here is a heart
Barbara Acklin

Am I the same girlで有名なBarbara Acklinのセカンドアルバムに収録。

でもGinji Jamesの「ラブ イズ メリーゴーランド」に収録のヴァージョンの方が 有名かも知れません。「有名」というと、「全然有名違いますよ。そんなん一般人は 誰も知りません。有名やと思うのはあなただけです」とよくメンバーに注意されます。

 何はともあれ、キャッチーで可愛らしいメロディが印象的ですね~。

36.Saturday Night, Sunday Morning
Thelma Houston

グラミー賞受賞シンガーThelma Houston、1979年発表の大名曲。The KG'sでは珍しいディスコチックな選曲です。

爽快、高揚感。土曜日の夜の定番、締めにはサイコーではなかったでしょうか。

35.Best thing that ever happened to me
Gladys Knight & The Pips

超有名曲です。色んなアーティストがやっていますが、The KG’sではGladys Knight & The Pipsのライブ ヴァージョンを基にアレンジしてお届けしました。

しかしこのGladys Knightは特に日本では本当に過小評価されていると思います。Youtubeでよくライブ映像を観ますがお○っ○ちびりそうなくらい素晴らしいです。

全然関係ないですが、Nancy WilsonがThe Crusaders+David T WalkerをバックにThe way it goesを歌い上げる映像もチビリますね。

34.I feel a song
Gladys Knight & The Pips

最も過大評価されたソウルシンガーDiana Rossの陰に隠れ、最も過小評価されたソウルシンガーGladys Knight。Motownでは外様扱いで冷遇され、Buddahレコードへ移籍した後の1974年の名曲です。

「山田の選曲は脳天気な曲ばかり。お酒で言うとビールばかり。ちょっと日本酒のような曲もやらないと…」ということで、キーボードのうみもとみきチョイス。

Gladys Knightはジョージア州アトランタ出身。「ローリング ストーン誌が選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」の第51位。Diana Rossが過大評価されているかどうかはともかく、Gladys Knightは過小評価されてますよねぇ、特に日本では。

33.Somebody like me
Bobby Gently

白人のカントリー?スワンプロック?系の女性シンガー、Bobby Gentlyのスマッシュヒット。

キャッチーなメロディとコーラスが印象的な曲です。

32.Flipity flop
Bernard Purdie

ベースマン天野氏チョイス、ニューヨークの凄腕セッションドラマーBernard PurdieのJazz Funkインストナンバーを、我がKGホーンズが超カッケーアレンジしました。

31.Ain't no mountain high enough
Marvin Gaye & Tammi Terrell 

ワシントン.D.C出身のマービン・ゲイとフィラデルフィア出身のタミー・テレルのデュエットで1967年に大ヒットした曲。MOTOWNを代表する1曲です。

1970年4月、大学の学園祭でのコンサート中、タミー・テレルはマービン・ゲイの腕の中に倒れこみ、闘病の末、脳腫瘍のため24歳の若さで亡くなりました。

30.Be by my side
Barbara Acklin

Am I the same girlでお馴染み、シカゴのBrunswickレーベルの歌姫Barbara Acklinの1968年発表のファーストアルバムに収録。

29.Enjoy yoyrself
Jacksons

Jacksonsはフィリー時代の1、2枚目が最も好きです。SoulっぽさとPopさがちょうど程良い感じです。

28.Sweet thing
Spinners

あまり売れなかったMotown時代のSpinnersの曲。Spinnersは勿論フィリーに移ってからが素晴らしいのですが、Motown時代の2枚のアルバムも負けず劣らず素晴らしい!

27.Chocolate Buttermilk ~Tighten UpI can't stop dancing

The KG'sの人気インストメドレー。

1曲目は、ニュージャージー出身のファンクバンド、Kool&The Gangのデビューアルバムから、ファンキー&グルーヴィー・インスト「Chocolate Buttermilk」。 

続けては、ヒューストン出身のヴォーカルグループArchie Bell & the Drellsの1968年のデビュー曲で全米ナンバー1の大ヒット曲「Tighten Up」。ヒットしたのはArchie Bell & the Drellsの魅力というより、バックを務めたインストバンド 、T・S・Uトロネードスの演奏に依るところが大きいのでは…

3曲目は、Tighten Upの思わぬ大ヒットでレコード会社から急かされ製作されたArchie Bell & the Drellsの2枚目のアルバムのタイトルチューン。オルガンプレイヤーRichard “Groove”Holmesの1969年の傑作Soul Jazzヴァージョンでお届けしました。

26.Rainy night in Georgia
Brook Benton

1970年、アメリカがベトナム戦争の真っ只中であったこととBrook Bentonの唄ったこの曲が大ヒットしたことは何か無関係ではないような気がします。「世界中で雨が降る」。ベトナム戦線の米兵が雨に打たれながら祖国アメリカに降る雨に思いを馳せたのか、あるいはCCRの「雨をみたかい」に歌われた光景をダブらせたのでしょうか…。というのは飽くまで私の勝手な妄想ですので全然違ってたらごめんなさい、です。

この印象的なギターはCornell Dupree大先生です(勝手に師事したことにしています)。先生は亡くなる前にご自身のリーダーアルバムでもこの曲を演奏されています。先生にとっても特別な曲だったのでしょう。

オリジナルはスワンプロックの雄、トニー・ジョー・ホワイト。私、最近ロックは殆ど聴かないのですが、今回この曲を演奏するにあたって改めてトニー・ジョー・ホワイトを聴きましたが、この人やっぱり超カッコ良い!特にライブは最高です!ピーター・バラカンさんが「もし神様から君に何か1つあげると言われたらトニー・ジョー・ホワイトの声が欲しい」と仰ってたのが良く分かります。

25.Soulful strut
Young‐Holt Unlimited

シカゴのソウル・レーベルBrunswickのBarbara AcklinがAm I the same girlという曲を録音したところ当日風邪をひいていたためキーが合わずヴォーカルだけ後日録り直し。そのあいだに彼女のヴォーカル抜きのインスト版はThe Young‐Holt Unlimitedの曲、Soulful Strutとして先に大ヒットしちゃいました。Barbaraさんは複雑な気持ちだったでしょうねえ。

The KG'sでは基本はインストですが、Barbaraさんに敬意を表し最後にちょこっとコーラスを入れてお届けしました。いずれBarbara ヴァージョンでもやりたいと思います。

それにしてもChicago Soul は良いなあ!特にこのBrunswickレーベル物はリズムセクションが無茶苦茶気持ち良いです。偉大なるCarl Davis。ちなみにBarbara Acklinは元々Brunswickレコードの受付嬢です。Brunswickのシンデレラ!

24.Young heart run free
Candi Staton

サザンソウルの女王(個人的にはそうは思わないんですけど…)Candi Staton の70年代のWarner移籍後の大ヒット曲です。Candi StatonはFame時代よりWarner以降の方が好きです。正統派のソウルファンからは顰蹙を買いそうですけど意外とあのスモーキーな声がモダンなダンスナンバーにぴったりハマったんですねえ~。

The KG'sのライブのエンディング曲として、お客さんも私達も理屈抜きに皆でノリノリ楽しめる曲はないか?と考えたとき、これだ!と「ハートがときめ」いたのでした。

23.I Told you so
The Delfonics

The Delfonicsと言えば何といってもLala means I love youやDidn't Iが有名ですが、このI told you soとか、Lying to myselfも良いですよねえ。若い頃は「こんな甘ったるいのが聴けるか!」と思っていましたが最近は甘いものも好きです。

しかも歳を重ねる度、洋菓子より和菓子が好きになってきました。黒の粒あんが好きです。

22.Love machine
The Miracles

Love machineと言えばMotownの中心アーティストThe Miraclesの大ヒット曲が有名ですが、こちらは同名異曲、その60年代 MOTOWN の隆盛を支えたプロデューサー・チーム、H=D=H達により設立されたデトロイトのマイナー・レーベル、HOT WAXのアーティスト Mckinley Jackson & The Politiciansの曲です。

インストヴァージョンでお届けしましたがいずれVoヴァージョンもお届け出来れば…。

21.Please don't go
Stevie Wonder

Stevie Wonderの超有名曲です。初めてのゴスペルテイストへの挑戦、さてさて出来は如何だったでしょうか。

エンディングはメンバー全員でのアカペラに挑戦しました。

20.Ooh baby baby
Smokey Robinson&The Miracles 

前曲に続いて、これもオリジナルはMOTOWN、天才Smokey Robinson率いるSmokey Robinson&The Miracles の代表曲の一つです。ピーター・バラカンさんが、「Smokey Robinsonは "歌詞の韻を踏みながらメロディに乗せる天才"」という風なことを仰ってました。Rolling Stone誌の選ぶ今世紀の偉大なシンガーでも堂々の第20位に選ばれていました。
と、ここまで Smokey Robinsonのことを言っておきながら、The KG'sでは女性ヴォーカルアレンジでLinda Ronstadt (1978年) のヴァージョンでお届けしました。

「ひどいことをしてしまったの、私、いい気になってて、他の人と遊んだら、貴方を失っちゃった、なんて高い代償を払うハメに…。私、泣いているの、ああぁぁ、ベイビー、ベイビー」

19.Cold duck time
Eddie Harris

サックスプレイヤ-Eddie Harrisの曲です。数年前、Cornell Dupree 率いる"Soul Survivers" が 大阪のBillbordで演奏したのが強烈にカッコ良くて、今回のセットリストに加えまし た。

Cornell Dupreeは、私が師と仰ぐ3人のギタリストの一人です。残り2人についてはまた後日ご紹介致します。Dupree先生は2年前にお亡くなりになりました…。

私はこれからどう生きて行けば良いのでしょうか…
あああぁぁぁ…、合掌。

18.I'm gonna make you love me
Diana Ross & The Supremes and The Temptations

1968年の全米チャート最高2位、MOTOWNの2大グループ夢の共演、ダイアナ・ロスとエディ・ケンドリックスのデュエット曲。このヴァージョンが圧倒的に有名ですが、実はディオンヌ・ワーウイックの妹のDEE DEE WARWICKが1966年に発表したのがオリジナルです。DEE DEE WARWICK ヴァージョンはもう少し泥臭く野太く、もう少しゆったりしていて個人的にはこちらの方が好きですわ。

邦題は「君に愛されたい」。 

17.Hip Hug-Her
Booker T. & The MG's

私が敬愛するBooker T. & The MG's の1967年のヒット曲。

最近CDで再発された際の売り出し文句は「レア・グルーヴ、ヒップホップ世代からも絶大な支持を得る、クールなヒット曲」でした。邦題は「ビートにしびれて」、アハハ~。

オルガンをフューチャーしてファンキーなアレンジでやりました。実はそれも元ネタが有るんですがそれは秘密です。知っている人がいたらかなりの通ですねえ。

16.Way back home
The Crusaders

オリジナルはThe Crusadersですが、The KG'sでは The Gad Gang風でやりました…と言っても殆どの人には分かりませんよね。

単純にテーマを繰り返すような曲調ですが、そのテーマのメロディとホーンサウンドの質感がたまらなく好きなんですよ、ハイ。

15.Let's stay together
Al Green

ウィキペディアによりますと、「Let's Stay Together は、アメリカのリズム・アンド・ブルース歌手であるAl Greenが1972年に発表した同名のアルバムに収録した楽曲である。1971年にシングルとしてリリースされ、全米シングルチャートで1位を記録した」 ということで、Al GreenはRolling Stone誌の選ぶ今世紀の偉大なシンガーでは第14位に 選ばれております。

今回は「アル・グリーンの大ヒット曲をすばらしいレディ・ソウルへと昇華したレッツ・ステイ・トゥゲザー!Cornell Dupree、Jerry Jemmott ら、名セッションマンたちの本領が存分に発揮された極上ソウル・グルーヴ」というMargie Josephの 1973年の大名盤アレンジでお届けしました!

因みに私が観た時のSoul Surviversも Cornell Dupree、Jerry Jemmott でした!

14.Movin' on a groove
Barbara Lynn

左利きでギターを弾きながら歌うテキサスのお姉さん、Barbara Lynnの70年代中ごろのヒット曲です。

この曲は勿論大好きなんですが、Barbara Lynnと言えばやっぱり60年代のJAMIE時代が最高ですよねえ。THE BEAT!!の中でのWhat'd I sayもカッコ良かったなあ!

13.Stop! in the name of love
Diana Ross& The Supremes

1965年の大ヒット曲。軽快なテンポ、キャッチーなメロディの曲で日本でも色んな人がカバーしています。

因みにタイトルは「やめて!お願い!」ってな意味らしいすね。

12.Shotgun
Junior Walker

サックス奏者Junior Walker の代表曲。以前に、オープニングを「Walker's Theme」、ラストにこの曲を演奏しました。

お気づきでしょうか?
そう。実は
「Walker's Theme」は、Gerald AlbrightがJunior Walkerに捧げた曲。
Junior Walkerに始まってJunior Walkerで終わるライブだったのでした。

因みにWalker's ThemeにはShotgunと同じサックスのフレーズが沢山出てくるみたいですよ。

11.Sookie Sookie
Don Covay

Sookieは臆病者の意味。スキスキスキスキスキスキス~!!

オリジナルはDon Covay、作詞作曲はSteve CropperとDon Covay。Steve CropperはBooker T&The MG'SのギタリストでBlues Brothers Bandでもギター弾いてました。

10.What a difference a day makes
Esther Phillips Ver.

私が某私立大学に入学し某音楽サークルに入った時、最初の定演で「陀羅尼助丸」という先輩バンドがこの曲を演奏したのですがそれがもうカッコ良くてカッコ良くて!「いつか自分もあんな風に演奏してみたい!」と思ってました。

The KG'sの演奏は「陀羅尼助丸」にちょっとは近付けたんやろうか?陀羅尼助丸のギタリストさん、名前忘れましたがもしこのHP見られたらコメント欲しいです!

09.Smokin' Room
RUFUS/Chaka Khan

Frankee Gearing(好きなんですよ~)が、1979年にOVライトの前座で来日したときに熱唱した曲です。長い間忘れていたのですが先日ひょんなところで当時テレビ東京で放映された映像を観る機会が有って、「うーん、やっぱり良い曲だなあ…」とセットリストに加えました。

オリジナルはRUFUSのセカンドアルバムに収録、デビュー間も無い頃のChaka Khan が歌ってます。Chaka Khanもこの頃は結構好きやけどQuincy と組み出してからのはイマイチ、う~ん…

Smokin' Roomは喫煙室のことではありませんよ、念のため。

08.More today than yesterday
Spiral Starecase

Key のみっきぃが別ユニットでこの曲をオルガンで弾いたときに「ああ、いい曲やなぁ!どこかで聴いたことある」と思ってYouTubeでチェック、即セットリストに加えました。オリジナルはSpiral Starecaseという1発屋白人バンドの1969年の大ヒット。

歌詞は「今日は昨日よりもっと愛してる」てな感じ?脳天気系単純明快良曲。

高揚感のあるメロディラインと歌詞が耳にこびりつきますなあ!!

07.Lala means I love you
The Delfonics

フィリーソウルを代表するバンドThe Delfonicsの1968年の大ヒット曲。

 「ララは愛の言葉」ロマンチックな曲ですなあ。色んなアーティストがカバーしていてどれも良いですが個人的には私の敬愛するギタリストの一人John Tropeaヴァージョンが大好きです。

06.Walker's Theme
Gerald Albright

当時のサックスの希望曲。

スムースジャズを代表するサックス奏者Gerald Albrightの代表曲。

Gerald談「自分だけの音を追及してほしい。他の誰のものでもないサウンドはそれだけ多くの人を感動させることができる」。

05.I wish
Stevie Wonder

当時のサックスさんの希望曲でご存知Stevie Wonderの代表曲の一つです。

 原曲とは少しリズムアレンジを変えて演奏してます。

フューチャーリング高相店長(ネガポジ)でお送りしました。

ちなみにwish という単語は「かなわない希望」の時に使うらしいですね。例えば「ああ、トムクルーズくらい男前になりたいなあ」等々。

04.Ain't too proud to beg
The Temptations

これもMOTOWNを代表するThe Temptations 1966年の大ヒット曲。ローリング・ストーンズやホール&オーツのカバーでロックファンにもお馴染みかも。
もう30年以上前からやりたかった曲、遂に実現しました!(歳がバレますなあ…)

The KG'sはKate Taylorヴァージョンでお届けしました。ちなみにKate TaylorはあのJames Taylorの妹。Ain't too proud to beg収録のアルバムIT'S IN THEREはマッスルショールズ録音ですぞ!

03.Teach me tonight

オリジナルはよく知らないんですけど、有名なのはダイナ・ワシントンですよね。歩くようなゆったりとしたテンポに乗った力強く且つ可愛らしい名唄です。The KG'sではそれよりずっとテンポを落としたスローブルース調、ma-koちゃんの熱唱でお届けしました。ダイナ・ワシントンはダイエット剤とアルコールの飲みすぎで39歳の若さでこの世を去りました。過度なダイエットは禁物です。

「もっと学ばないと、て言ったわね?勉強する気がないとは思わないで。とても大事なポイントなのだから。今夜、私に教えてね。まずは、ソレのABCから始めて。それからXYZまで進んでいくの。分からないところが解けるように。今夜、私に教えてね…。」

ハイ、私も学習します。

02.This old heart of mine
The Isley Brothers

これもMOTOWN、というかこれぞMOTOWN更に言えば最もMOTOWNっぽい曲だと思ってます。キャッチーなメロディ、バツグンのGroove感、カッコいいコーラス!

オリジナルはThe Isley Brothers、ロックファンにはROD STEWART のATLANTIC CROSSING収録ヴァージョンで有名かな。演奏していてとても楽しい曲です。

01.Back in my arms again
Diana Ross&The Supremes

MOTOWNを代表するアーティストの1つ、Diana Ross&The Supremesの1965年の全米ポップチャートNO'1ヒット。The KG'sはオリジナルと1970年代にDoobiesの妹として人気のあったNicolette Larsonの1979年のセカンドアルバムIn The Nick of Time収録のカバーヴァージョンを足して2で割ったアレンジでやってます。 

Nicolette Larsonは1997年に45歳で病気のためご逝去。合唱。